2008年11月
パラオらしい料理
ガイドをしていてよく受ける質問が、何処か食べに行く美味しい所を教えてというもの。
パラオは小さな国なのに、なぜだかいろんな国の多彩な人種がいて、レストランもタイ人の店、インド人、中国、メキシコ、韓国、フィリピン、ドイツ、ネパール、バングラディシュ、日本人の経営している居酒屋○○と名前がついているのも数軒。
何処が美味しいかと言われてもいっぱいあって、旅行中の限られた時間の中で全部というのは無理だけど、なるべくいろんなお店に迷わないで入ってみるのもお薦め。
あまり考えないで、何処かのお店に入ったとしても、まず失敗したかなとは思わせないのがパラオのレストランの特徴かもしれません。

料理は誰でもが美味しいと言うかどうかは、好みによるので分からないけど、日本での日常的なものとは少し変わったものを食べるという緊張感は楽しみの一つです。
さらに、たいていのお店はとんでもなく量が多くて、パラオ人にとっては普通なのかもしれないけど、それもかなりインパクトがあります。
私達は半分食べて、残りは包んでもらって次の日に食べてます。メニューも持ち帰れそうなのを選んでおいて。

そんな中でも一番のお薦めは、中国人の黄さんが奥さんと2人でやっている「九州」という中華火鍋のお店。
日本にも火鍋はあり珍しくはないのだけど、流暢なのにどこかちょっとおかしい黄さんの日本語と人柄、それから一つの鍋が真ん中で半分に仕切ってあり、ピーナッツだれで食べる意外な味はかなり新鮮です。

もう一つは「BOTTM TIME 」で、別名は「ロイヤル・パラオ・ヨットクラブ」といって、外国からヨットで訪れている人達が、沖に停泊している自分の船から、搭載しているゴムボートでやって来ます。
ヨットマンだけではなくて一般の人も来るのだけど、陸上からはちょっと分かりにくい場所にあるので、パラオに住んでいる人にもほとんど知られてなくて、日本人を見かけることはまずありません。

あまりたいしたメニューはないので、ランチタイムのハンバーガー類か、夕刻からの停泊中のヨットや、小さ目のビール瓶を片手に持った飲んだくれ達を見るのを肴にした一杯がいいかもしれません。

パラオのお店では、味も悪くはないのだけどそれよりも、雰囲気と驚きを味わってください。