2011年3月
軽トラ大好き

  特等の賞品のこの軽トラはミニフラッ
  トベッドと呼んでいます




パラオでトラックというと、ピックアップと呼ばれている前半分が普通の乗用車で後ろが荷台になっているタイプ。
ところが最近、日本から中古で入ってきた軽四トラックをよく見かけるようになってきました。
それから、パラオのガソリンスタンドではモービルとシェルがほぼ2分していて、互いのグループで競って、10ドル分ごとに1枚の抽選券を出して、年末の抽選で特等では車が景品になります。
今迄はたいていが乗用車でたまにピックアップだったのに、今年は軽四トラックで、こんなところにパラオで流行っている人気のある車種がわかります。

実際にパラオで見かける軽トラは、アメリカタイプの大型の車や4輪駆動車が多い中ですごくかわいい感じで、それがパラオの人には受けているようです。
日本では見かけることのない、荷台に子供達を乗せて走っているのを見ると遊園地の乗り物のようです。

東京に住んでいた頃には気が付かなかったけど、パラオへ行くのにヨットで南下して沖縄へ行く途中で愛媛県の宇和島に立ち寄った時に、東京ではあまり見かけることのなかった軽トラが多いことに気付きました。
後になって分かったことだけど、たいていの家庭では車は2台持っていて、市内を出てちょっと遠くへ行くときには普通の乗用車を使い、それ以外はいつも軽自動車を使っています。
知り合いの人も、私達のヨットまで来る時にはいつも軽トラだし、商工会の会合などがあると、そこには軽四がずらりと並んでいます。

ヨットの整備にしばらく掛かるので、車を貸して欲しいとその人に頼むと、2台ある内のもう一つの高級外車を持ってきてくれました。
その軽トラでいいんだけどと言うと、これは使うからだめだというのを無理にお願いして借りると、次の日からは何処かで借りた別の軽トラに乗っていました。
確かに、古い町並みも残っていて狭い路地もある宇和島では軽四が便利で手放すことが出来ません。

パラオでは道路は狭くはないのだけど、そんなに遠くまで行く所もないし、荷台に子供は何人乗せても制限はないし、遊びでも実用にもパラオに向いた車かもしれません。

去年はシェルでガソリンを入れていたのだけど、今はモービルです。
今年はいつにも増して抽選日が待ち遠しくなっています。

宇和島で上架して船底塗装をしている時に訪れた友人の旧車と、私達の足として借りている軽トラック