2012年7月
ヨットマンは裸がお好き




正確に言うと大抵のヨットマンは裸を見るのが好きなのではなくて、裸になるのが大好きです。
海面に近い所で、元々いつも裸に近い格好をしているのだけど、最後の一枚も脱いだ開放感がまた最高の気持ち良さを感じるのです。
近くのヨット同士で裸になっているのを見られても、みんな同じような事をしているからどうってことないし。

私達のヨットの停泊場所はマリーナのように桟橋のあるような立派な所ではなくて強風や波を避けられる自然の入り江の中で安全な場所を自分で見つけてアンカーを入れて係留していて、陸上へは船外機付きのゴムボートを自転車代わりに使って桟橋に行きます。

いろんな国から航海してきたヨットが係留していて、ほとんどのヨットはパラオに立ち寄ってから居心地の良さで滞在予定をオーバーして、さらに何ヶ月も何年も海の上で生活しているヨッティーも大勢います。
ホテル宿泊費やアパートの家賃もかからなくて、たいていはソーラーパネルで発電していて電気代もいらない、着る物も裸に近いものでほとんど気にしない、それから遊びに行く所もないのでお金をあまり使わないで生活ができるのです。
それぞれに隣のヨットとは申し合わせでもしたように程好い間隔をとって係留していて、プライバシーもちゃんと守られています。

お隣さんのディビットは、朝の日課が海に飛び込んで一泳ぎした後、デッキでシャワーを浴びています。もちろん裸で。
何隻か向こうでは裸になっている女性(妙齢?)が目に入ってきます。
別に見たくはないのだけど・・・