2012年8月
鉄砲魚観察

     上のは水面の反射
たぶん、水中で見たという人はあまりいないでしょうね。
それで、シュノーケリングや、ダイビングをしている魚好きの人も、あまり気にしていないと思うのだけど、私が初めて見た時に名前を知りたくて図鑑を調べてみてもどうしても見つかりません。

かなり特徴的な模様なので、そんなはずはないと思って何度調べても探せません。
見つからないはずで、鉄砲魚は海水魚ではなくて、図鑑では淡水魚にあります。

でも、水中で見たのは海だし、アパートからいつも見ているのも海です。
ただ、あまりシュノーケリングやダイビングで行くような所ではないので、普通に水中で見かけることはありません。
私が水中で見たのも港の奥の方にある桟橋の下で、随分前に、ジョンのヨットでクルーズ前の準備で潜って船底掃除をしている時によく見ていました。

パラオでよく見かけるのはボートに乗り込む前の桟橋からだったりするのだけど、それでも鉄砲魚だと気が付かないのは、上から覗くように見ると側面の特徴的な模様は見えなくて、背中は普通の魚だからです。

鉄砲のように口から水を飛ばして、木の枝などにとまっているハエや昆虫を落とす事から名前が付いて、射程距離の高さは1メートルくらいもあり、ほぼ百発百中の命中率で、一度で落ちなければ連射も出来るようです。
アパートの2階から見ていると、支柱で海にせり出している床下は鉄砲魚の格好の餌場になっているようです。

正確な射撃術と水中から空中への光の屈折率の違いも計算している?特別な目を持っているのに意外なことも。
以前に見たのは、ヨットの縁で背中を海側に向けて話をしているジョンの左手の腕時計に、まるで水鉄砲のように水が飛んできたのを目撃した事があります。
もしかしたら、時計のガラス面が太陽光の反射で興味のある物に見えたのかもしれません。