2006年7月
6月から11月の気候と台風
6月からの、パラオでは雨期とも言われている時期は11月まで毎日決まって西からの風になります。
この頃は日本でも台風が発生する時期で、雨期というとジメジメとした梅雨を連想させるのですが、実際には一年間で比較してもそんなに雨の日が多いわけではありません。
ただ、台風のほとんどはパラオの近くで発生した低気圧が次第に北へ向かうと熱帯低気圧になり、それから発達して台風になるので、やはりこちらでも低気圧が近くにあると、スコールも多く強風になり、海の荒れる日もあります。

でも、滝のように降りかかって目の前が見えなくなるようなスコールがあったとしても、それはそれで楽しいと思わせるのがパラオです。
ロックアイランドの中ではどんなに強い風でも静かな湖のようだし、水温の変化の無い水中は瞬間のスコールで、外気が寒く感じる時ほど暖かくて温泉につかっているようです。

そんな時にはヨットのデッキに海水より少し暖かい温水を作っておいて、浴びた後タオルでさっと拭けば寒くもなく気分もスッキリです。

ダイバーにとっては、ブルーコーナーなどの西側のポイントが荒れるこの季節はあまり好ましくないのですが、この時期だけの、東からの風の時には行けない所の探検や、人に知られていないシュノーケリングのポイントを探しに行くのも楽しみの一つです。