2007年11月
パラオのテレビ事情
パラオのテレビは電波ではなくケーブル回線で視聴しています。45チャンネルあって料金は約25ドルだけど、回線が隣の家まで来ていると自分で勝手に端末を増やして、ケーブルを引き込めば、契約しなくても見れるようになります。
私の住んでいるアパートの大家さんは以前、電話とテレビの会社の重役だったらしく、アパートの全世帯が無料でした。パラオ中でどのくらいの人が正規の料金を払っていたかわからないのだけど、やはりこれではいけないと考えたのか、最近デジタル化され専用の変換器を取り付けないと見れなくなり、ついに我が家も毎月25ドルの出費が増えることになりました。

45のチャンネルにはパラオのローカルな番組が3、日本のNHKが2、台湾や韓国、中国、オーストラリア、フィリピンなどからの衛星経由での各国の局があり、その他のほとんどはアメリカからの英語のチャンネルです。その特徴的なのは、日本の様に一つのチャンネルにニュースあり、バラエティありではなくて、24時間ニュースだけをやっていたり、音楽番組だけ、映画だけ、ほかにスポーツ、自然科学、子供向けなど一つのジャンルだけで1日中続けて放送されています。

映画も4チャンネルあって、比較的新しく上映されたのも多いのだけど、話題作のわりにはなんだかつまらない、映画って近頃面白くなくなったとばかり思っていたのが最近、そうではないことに気が付きました。
日本で見ていた時には字幕付きか吹き替えで、単純なことだけど字幕なしでは私の英語の理解力がないので、ただ派手なアクションを目で追っていただけのような気がします。
娯楽番組の少ないNHKでも案外楽しいと最近思っているのは、頭を働かせている分だけ脳が楽しいと感じているのかも知れません。